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【地域複業参加者インタビューVol.1】場所に縛られずに、 つながりたい地域・企業と深く関わる。 これからの働き方のカタチ

2021.03.09 更新

スキルや経験だけでなく、想いでつながる地域複業の魅力

—中島さんは2019年度の複活に参加されたそうですが、初めはどのようなきっかけで地域での複業に興味を持ったのでしょう。

新卒で航空会社に入社して事務職を4年半経験したのですが、将来のキャリアに不安を覚え、手に職をつけて別の仕事をしようと考えていました。キャリアアップのためにWebデザインのスキルを身につけて転職活動を始めたのですが、途中で体調を崩してしまったんです。

その出来事をきっかけに、「手に職」にこだわるのではなく、もっと今の自分を大事にしながらキャリアを積んでいこうと考え、これまで培ってきたスキルや経験を活かすことに目を向けるようになりました。そんな時に、たまたまSNSで複活のイベントを目にして、地域で複業人材を求めている企業と都市部の人材とのマッチング機会があることを知りました。

趣味の旅行を通じて地域の魅力的な人たちと出会うことが多く、以前から場所に縛られない働き方をしたいという気持ちがあったのですが、単発の仕事ではなく中長期的に地域と関わりながら続けられる複業を探していたので、複活は私にぴったりの機会でした。

 ※複活:関東経済産業省 関東経済産業局よりパソナJOB HUBが受託運営した令和2年度地域中小企業・小規模事業者の人材確保支援等事業である「#複活プロジェクト」(地域企業と都市部の兼業・副業人材とのマッチングプロジェクト)のこと。

 

 

それまで一度も訪れたことがない地域で複業先が見つかるのか、不安はありませんでしたか?

事前に複活の説明会があったのですが、実際に現地を訪れるまでは、自分のスキルや経験がどのように役に立つのかわからずかなり不安でしたね。

現地を知らないことには複業で関わるイメージを持てなかったので、プログラムで用意されていたフィールドワークに参加し、複業人材を求めている企業を見学したり、そこで働く皆さんのお話を伺ったりしました。業務の困りごとや複業人材にお願いしたいことなどについて詳しく話を聞くうちに、今までの経験を活かせる形が明確になってきたことにより当初の不安はなくなり、「自分ができることを最大限伝えて力になりたい」と強く思うようになりました。

複業先の企業がある長野県塩尻市を訪れたのはその時が初めてだったのですが、想像以上に外部からの刺激をたくさん取り入れていて、多様性がある地域というのが私の印象です。市役所の方たちも、都市部の人材活用に熱心に取り組まれていました。

スキル面だけを重視するのではなく、その地域や企業を支援したいという想いまで汲みとって、マッチングのサポートをしていただけたのも良かったですね。事務局やコーディネーターの方が企業との間に入ってくれたおかげで、縁も所縁もない地域でも、自分の持っているスキルや経験を水平展開して複業を始めることができました。また、複活では自分の関わりたい企業に提案書を作成するので、そこでスキルを棚卸する機会や改めて自分と向き合う時間もありインプットだけでなく、アウトプットする場もあったので取り組みやすかったです。

 

 

リモートで信頼関係を築き、寄り添いながら取り組んだ業務支援

—2020年4月から塩尻市の企業で複業に取り組まれていると伺いました。緊急事態宣言の中で、どのように進めていったのか教えてください。

首都圏から塩尻に足を運ぶことができない状況だったので、オンラインでコミュニケーションをとりながらも、探り探りのスタートでしたね。最初の2ヶ月くらいは複業先の皆さんにお時間をいただいて、日々の仕事についてのヒアリングを重ね、業務全体の理解を深めるところから取り組みました。

私の複業先は、従業員9名ほどの漆器を製造・販売している小さな会社なので、職人さんがものづくりをしながら、漆器の在庫管理や出荷作業までおこなっています。そのため日々の仕事だけでも手一杯で、在庫管理などが後回しになっている状況でした。

具体的には、4つの漆器ブランドがあり、全部で400近い商品バリエーションがあるのですが、それらの入出荷情報を全て紙で管理していたんです。それでは商品ごとの在庫状況をタイムリーに把握することができないので、在庫管理が大まかになっているという課題が見つかりました。

 

 

オンラインで現場の状況をヒアリングして、課題を見つけるところから取り組まれたんですね。その後は、どのように改善していったのですか?

当初は「早くシステムで管理して、一気に業務の負担を減らしたい」というご要望もあったのですが、職人さんがPCの入力作業に慣れなければ、システムを導入しても使いこなすのは難しいと感じました。そこで、いきなりシステム導入の検討に入るのではなく、最小限のPC操作で全ての在庫状況を簡単に把握できるように、マクロ等も一部駆使しながらエクセルシートを用意し、在庫管理の方法を提案しました。

その後も何度かやり取りを重ね、少しでも入力の手間が省けるように工夫をし、仕組みを整えていきました。現在はその仕組みを運用しながら、業務が上手く回るかを確かめている最中です。複業先の皆さんが業務に慣れて安定的に運用できたら、今度は使いやすいシステムを導入していこうと話しています。

 

 

離れていても、地域とつながれる。自分にあった理想の働き方

複業を始めてもうすぐ1年近く経ちますが、他にも取り組んだことはありますか?

コロナ禍で東京と塩尻を行き来することはできなくても、私が首都圏にいるからこそ取り組めることを考えて実践しました。

例えば、複業先で作っている漆器は、全国の百貨店や小売店などでも販売されているので、私が首都圏のお店に出向いてディスプレイや販売の様子をまとめ、報告したりしましたね。今後は職人さんにインタビューをして、漆器づくりに込められた一人ひとりの想いを記事にして発信していきたいと考えています。

実際に地域で複業をしてみて感じるのは、事前に想定していた仕事の他にも、自分のスキルや経験を活かせる機会はたくさんあるということです。文章を書くことは趣味として始めたのですが、それが地域の企業の情報発信に役立ち、仕事になるのは嬉しいですね。

 

 

最後に、中島さんはこれからどのように地域と関わっていこうと考えていますか。

実はコロナを機に移住を決意し、勤めていた東京の会社を辞めました。もうすぐ山形に引っ越す予定です。

山形は5、6年前に旅行で初めて訪れたのですが、地域の皆さんが私を温かく迎え入れてくれたことが、とても心に残ったんです。それから山形を継続的に訪れるようになり、少しずつ人脈が広がっていきました。今では自分にとって居心地の良い、第二の故郷のような場所ですね。

もちろん山形に行っても塩尻の企業での複業は続けていきます。仕事はリモートでできますし、どこにいても自分のスキルや経験を活かしながら、やりがいを持って働けるのは私にとって理想的です。これから、もっと地域で複業をするという選択肢が広がっていけばいいなと思っています。

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ここまでお読みいただきありがとうございました!次回のインタビューもお楽しみに!

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